本当は「愛してる」と言いたかった
6年ぶりくらいの友人と再会。まったく違和感なく、高校生の頃のように笑い転げました。笑いすぎて腹筋が痛くなるほど(笑)写真は一緒に分けっこしたふわっふわパンケーキ♡
場所は違うけれど、同じくらいのタイミングで米国留学をした仲でもあるので、留学時代の思い出話もたくさん。
「日本が嫌」「日本人が嫌」「日本に住みたくない」「日本で仕事することはない」。どうやら当時のわたしは、そんな極端なことを言っていたらしいです。本人はあまり覚えてないんですが…笑
そんなわたしが、根無し草生活をやめ、自分のルーツを探すために日本に帰国した直後、「日本が世界を救う!」なんてことを言う韓国人に出会ってしまいました。
実は最初、わたしは彼のことを完全にバカにしていました。その頃のわたしの言葉を借りれば「こんな腐った国がどうやって世界を変えられるの?」「なんの論理的根拠もなく、暑苦しい根性論・理想論を語ってるだけじゃないの?」
とは言っても…彼が仲間と体系化した教育コンテンツと、資本主義と共産主義の限界を越える新しい社会構造があまりに圧倒的。そこからどんどん学びを深めていきました。
その中で、彼のいう「日本」と自分が思っている「日本」がかけ離れていたことに気付きました。「こんなに深く広い観点から、日本人すら知らない日本を、この人は観ていたんだ」と目からウロコが出る思い。そこからわたしの「本当の日本」との出会いが始まりました。
今では日本を誇りに思い、愛していると、胸を張って言えます。右も左も関係なく。問題が山積みになった今の日本ではなく、その下に眠っている、可能性溢れる未来の日本を愛しています。
自分が生まれ育った国。本当は誇りに思いたい。だけど現状を見れば失望するばかり。だから嫌いになった祖国。でもそれは、本当は大好きになりたいから。それは自分の親に対する思いに近いかもしれません。
どうしても好きになれない、受け入れられない親を、本当は「愛してる」と言いたかった。でも、親の苦しみ、思いや行いの背景、そしてその深い愛が感じられるようになったとき、愛してると言えるようになった。
自分のルーツを探し続けた20数年間。本当は、自分の国を愛し、誇りを持って、生きてみたかった。「聞いて。わたしの国は、こんなに、こんなに、素晴らしいの!美しいの!」そう胸を張って世界に宣言したかった。最近活動する中で、どんな日本人の中にも、そんな欲求が奥深くに眠っているのかもしれないと感じます。
今は、たくさんの人に、特に日本人に、日本の素晴らしさを伝えたいし、新しい日本を共に創っていきたいと思っています。
そのために呼吸する存在で、わたしはありたい。