Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

一番重要な問いとはなにか

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私たちが住んでいる、知っている世界は、相対世界。

それは、因果が働く世界。

AだったらB。CだったらD。

 

秩序によってすべてが成り立つ。

因果、つまり、「原因と結果」。

 

物事には必ず原因があり、生み出されたものが結果になる。

すべての存在が無いところから、有るようになっている。

ボールペンでも、食パンでも、情報でも、あなたの声でも。

 

「無い」から、「有る」へ。

至ってシンプルな話です。

 

そこで、考えてみてほしいことがあります。

人間が認識しうる最大の存在・有が、宇宙だとして。

その宇宙だって、無いときがありました。

 

私たちは、

宇宙が無いところから、どうやって有るようになったのか。

どんな素材から有るようになったのか、なぜ有るようになったのか。

それらを説明することが出来ていません。

 

私たちは、己を含む、「存在の原因」について、なに一つ知らない。

 

科学者たちは、数式のみでしか特異点の外に出ることが出来ておらず、

哲学者や精神世界の識者たちは、抽象的な「空」の概念に留まっていて、

有と無の関係性において、明確な答えを出すことが出来ていません。

 

つまり、因果が支配するこの相対世界の「原因」を、知らないんですね。

「因果を結果として生み出す原因」の世界ともなれば、

さらに高次元の話になってしまいます。

 

私たちが生きている世界は、結果の結果に過ぎません。

その中で、毎日を必死に生きている。

 

お金のことで、家族のことで、恋人のことで、

職場のことで、社会のことで、過去のことで、未来のことで、悩みます。

 

でもそれはまるで、人生がなんのゲームなのかも知らず、

ルールも知らず、なんのためにプレーするのかも知らない中、

まわりが走っているから走り続けて、その中で悩んでいるようなもの。

 

人間として生きる上で、

知らなければ何も始まらないことを、人間は知らない。

そのことすらも知らない。

 

知らないことを知らずに、生き続け、死に、そしてまた生まれる。

それが輪廻というものです。

 

問いを投げ、答えを得ることが出来る動物である人間が、

一番に問うべき質問とはなんでしょうか?

 

それは、

どうやったら幸せになれるのか、そもそも幸せとはなにか、

どうやったらお金持ちなれるのか、いい会社に就職できるのか、

どうやったら世界が平和になるのか、隣の人が笑顔になれるのか、

どうやったら自由になれるのか、自分らしく生きられるのか、ではありません。

 

一番重要なことを知らずに、

生き、悩み、走り続けることの限界を理解し、

この世界は、宇宙は、その中に生きる人間は、

その人間が作ってきた歴史は、社会は、未来は、

一体何によって、どのように、何のために、存在するのか?

その問いを持つこと。

 

様々な観点を統合する術を知らず、

情報知識の洪水が勢いを増す一方の世界で、

本質から外れた問いを投げ続けてきた結果、

個人も社会も、諦めと無気力の心になっているのかも知れません。

 

そんな究極のカオスが沸点に達する今の時代こそ、

本質を貫く問いを投げることが求められています。

 

その問いの必要性を理解し、反応することが出来るのか?

それが、この時代の、この国の、この文明の、

そしてあなたの分かれ道となり、

これから歩む未来への道筋を決定すると、私は明確に言い切ります。

 

答えは、あるから。