Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

人間の組み立て方

一週間のセミナーが無事終了し、新たに始まる90日間プログラムの準備が進んでいます。

 

合間に翻訳の仕事を、と思っていたものの、風邪でもないのに、全身の強烈なだるさ、上半身は肩こりのような痛みで、座って作業することもできないくらいでした。

 

原因として可能性が高いのが、姿勢の癖からくる体のズレ。ということで、ズレを修正するための体操を理学療法士の仲間に毎朝レクチャーしてもらうことに。

 

いろんな発見がありました。骨のつながり方、筋肉の動かし方を意識し、ひとつひとつの動きを通して自分の体の癖を感じながら、中心軸と出会い直していきます。

 

その中で、これまで自分の体に対して対処療法的な意識しか持っていなかったと気づかされました。ここがこっているからほぐすとか、温めるとか。根本原因にアプローチしてなかったんですね。

 

体がどう組み立てられているのか、目には見えない内のメカニズムを理解することで、体調に振り回されるのではなく、自分の体を自らの意思通りに、本当に動かすことができるようになる。

 

三日目の朝、ここ1年ほどで初めて、首と肩まわりが緊張していない状態で目が覚めました。仕組みを知ることの重要性、そして、表面に見えるもの、意識化されるものは内部にある構造と、そこからくる結果に過ぎないということを痛感しました。

 

これは「人間」も同じです。人間をゴールに向かって飛んでいく矢だとすれば、その矢の先端であるこの現実は、矢のほんの一部分であり、自分自身は「放たれた矢」という結果に過ぎない。

 

その矢にも用途、機能、目的、仕組みがあり、構造があります。その矢を放つ存在もあります。人間の組み立てられ方を理解し、始まりまで戻って、すべての原因となる、弓矢を放つ存在になれるのか。自らゴールを設定できるのか。

 

これは、出発から「人間」が変わる、圧倒的な変化を意味します。

 

体の仕組みを知らなければ体にしばられ、人間の仕組みを知らなければ自らの考え・感情・体験・経験にしばられる。

 

しかしそこから、人間は考えることができます。放たれた矢を卒業し、矢でありながら自らを撃ち放つための知恵を得ることができます。わたしたちは、出発からして全く違う生き方ができるのです。

 

人の、宇宙の、歴史の、時代のすべての構造を理解する研修がいよいよスタートします。揺らぐことなく突き進む、力強い矢を放つ人が量産される場。めっちゃ楽しみです!