Recreate the Universe, Redefine the World

あたらしいせかいのつくりかた。

食を通して観た、感動社会の営み

フレンチのシェフをやっていた仲間(以下、シェフ)が料理を始めると、わたしは丸いすに座って、彼のそばでじっとその様子を観察します。一体なにができるんだろう…どきどき、わくわくしながら。

あ、ときどき助手としてお手伝いもしますけどね。

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グツグツいうお鍋をながめたり、シェフの手元や動きを見るのは、わたしにとっての幸せ。それは子どもの頃の記憶にさかのぼります。

夕飯前の時間に泣き出す小さなわたしを、母はキッチンカウンターに座らせて、そばに居させてくれました。まるで魔法みたいに、鍋の中で次々美味しそうな料理が出来ていく。泣くのもすっかり忘れて、足をプラプラさせながらその様子を眺めるのが大好きでした。

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この記憶を差し引いても、わたしにとって美味しい手料理は「平和」や「安心」の象徴です。いつだったか、コンロの真ん前に座って、鍋の中でアヒージョの油がはぜる音に耳をかたむけていたとき。「平和の音だ」と思わず言っていました。

料理は愛。食材と食材の、食材と料理する人の、出来上がった料理と食べる人の、出会い。宇宙のすべてを今ここに紡ぐのが料理。その心は、戦争する心とは対極にあるんじゃないかと思うんです。

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シェフの作る料理はいつも感動です。材料は近所のスーパー、調理器具や食器もいたって普通。なのに、本当に美味しい。

本当に美味しい料理は、味覚的に美味しいだけではなく、魂に沁みます。その料理の中に宇宙を感じさせてくれます。今ここの味との出会いから、素材はどこから来たのか、どんな人が作ったのか、その素材が出会ってきた雨粒や太陽の光、そのすべてに、思いを馳せさせる。

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今ここ、自分の味覚という感覚を通して、それらすべての出会いを一点に感じられることの感動。その中に愛があります。

宇宙の生まれる前から始まり、宇宙の中のつながりを感じ、今ここ出会い、そして味わう。その出会いを成り立たせるものの愛を認識できたとき、魂が安心を経験して、平和な心が生まれる。誰かと一緒に食べれば、より嬉しい^^

みんながこんなご飯を食べれたら、世界は平和になるんじゃないかなって思います。

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ここ数週間、シェフのおかげでたくさんのおいしいものを食べました。そして案の定…太りました。笑

でも今回は、太ることに対する強迫観念に苛まれていた頃のような不安や焦り、後悔や罪悪感は微塵もありません。マンネリやストレスで食べたんじゃなく、感動の出会いを楽しんだ。その結果太っただけだと認識してるからだと思います。

魂が喜ぶことは、人間の無意識や意識まで変えてしまう力を持っています。食を通してわたしの中に生まれた心からの感動は、わたしの無意識深い恐怖も塗り替えていました。

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今回は料理を通して感じたことですが、魂を喜ばせるほどの感動を生み出せる人が、様々なジャンルで増えていったら、どんな世界になるだろう…そんな人たちが志を共にし、団結して創る感動社会、尊厳社会を実現してみたい

今の社会が機械的に続けている営みに代わる、政治、経済、教育、文化、芸術が、魂の感動を基盤として構築された社会とライフスタイルを創りたい。

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シェフも、同じ意志を持った仲間です。海まで突き抜ける一本の道のように、天と地がひとつになるところまで意志を貫いていく人。そんな人が作るんですから、料理のお味も次元が違います。たくさんの人に味わってほしいです♪

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