Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

The Big Rocks of Life

ほんとにほんとに大切なことは少ない。

「本当知るべきこと、考えるべきこと」を数えたら、片手で足りるほどだとわたしは思う。残りはすべて枝葉に過ぎない。素敵なおまけみたいなもの。

でも、贅沢品にこそ人は溺れてしまう。

脳の機能の仕組みを知らず、脳から自由になれていないときに出てくる考えや感情というのは、止めたくても止められなくなり、なにが本当に大切なものなのか、分からなくさせる。結果、スイッチが入ったように自己嫌悪や他人否定が止まらず、自分がなにを考え、感じているのか、自分でも分からなくなる。

しかも私たちは、自分の中の考えや感情だけじゃなく、多くの情報知識にさらされている。その中で、本当に大切なものを見つけ出し、選択し、人生の中心にドンと据えることは本当に難しい。

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でも逆に決まってしまえば、その先は簡単なこと。下に紹介している話にもあるように、大きな石を入れてしまえば、小さな石や砂で壺を詰めていくだけだ。楽しむ心で。

ここに紹介する話は人生訓としてアメリカで聞いたもので、ざっくり言えば、人生において何が重要か優先順位を分かること。重要でないことばかりやっていては、本当に大切なものが入る隙間がなくなり、手遅れになってしまうよ、というような内容。

話に出てくる「大きな石(the Big Rocks of Life)」、わたしはこれを、「人間として生まれてきて、知っておかなくてはならないこと」に置き換えたい。

絶対にハズしたくないポイントがある。絶対に妥協したくないものがある。コレがなってないと本番が始まらない。そんなもの。

2016年はその「大きな石」を壺に入れて、小石や砂で固めていく年。

みなさんにとっての「大きな石」って、なんですか?

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 ある大学で、こんな授業があったという。 

「クイズの時間だ。」教授はそう言って大きな壺を取り出し、教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ石を詰めた。壺が一杯になるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツ一杯の砂利を取り出した。そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振すりながら、石と石の間を砂利で埋めていく。そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。

一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。それを石と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれで一杯になったのか?」

学生は声を揃えて、「いいや」と答えた。

教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」

 一人の学生が手を挙げた。「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです。」

「それは違う。」と教授は言った。

「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな石を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度と無いという事なんだ。」

君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。「それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり。」

「ここで言う“大きな石”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君達の人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。」「そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。」

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