Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

世界が日本にならう日

今日はNoh Jesu氏のトークライブでした。1年前のエントリー思い出しました。心が生き返るようでした。

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使命に走り切っていい。Noh Jesu氏の話を聞いて「ブレーキが外れた」と思いました。ブレーキをかけるものは、過去の記憶。そして過去は「事実に基づいた思い込みの蓄積」です。私個人のものもありますが、元をたどればそれは、日本人という集団の共通の過去

敗戦です。

覚えていますか。西洋的近代化に走り抜こうとした結果、大勝と大敗を経験しました。人類歴史最強の武器を二度投下されました。戦争を過ちとし、命をかけても守りたかった、自国の誇りと尊厳を手放して、忠実に西洋に学ぶことを決めました。

覚えていますか。戦後、後進国らしく「軽工業で金を稼げ、車は世界から買え」という海外からの圧力。そこであえて重工業を選択、「今に見ておけ」と徹底的に研究・改良を重ねました。手に入れた高度経済成長、アメリカに勝ったと日本が沸いていた時。それは単に、アメリカが産業構造変革期に入っていたタイミングに過ぎませんでした。

覚えていますか。ハードウェアからソフトウェアへ。気付けば物作りの時代は終わっていた。グローバルスタンダード時代の始まり。それは、日本の企業戦士や、誇り高い経営者たちの終わりを意味していました。

蓋を開ければ、日本の一人負け。そのあとのストーリーは、今を生きる私たちにはもう聞きなれた話でしょう。

でも今、日本が自らの価値基準を捨てて学んだ、西洋文明というモデルが、臨界点を超え、終焉を迎えています。物質文明の繁栄によって、世界はどうなったでしょうか?発展の末に残ったものは、破壊と戦争と格差でした。

すべての人が幸せになれない、平和を創れない、若者が未来に希望を感じられない社会構造モデルであったことを、現代社会が証明しています。

そんな中で今、日本は新しい選択を迫られています。しかも、時代の方向性を、自分の使命を、そして、オリジナルを生み出す選択を。

今この時代の分岐点で、自虐するでも美化するでもなく、敗戦という過去と、二度と戦争しないと誓ったあの決断を、再解析する時ではないでしょうか。愛と平和の世界を創ること、それが日本の使命だと私は考えています。

本当にできるのか、疑う人は多いと思います。でも考えてみてください、日本の稀有な感性と繊細な感覚、そして粘り強さは、この国の宝です。

「日本は世界を真似できるが、世界は日本を真似できない。」柔軟で究極に細い糸は結えば縄になりますが、ガチガチに固く太い縄が繊細な糸になるのは不可能です。繊細な糸はどんな針の穴も通り抜けられますが、太い縄は針の穴に端を通すことすらできません。

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この日本の繊細な感覚をベースに、新しい社会構造の基準を打ち立てたとき、日本がスタンダードを世界に提示し、世界がそれにならう時が到来するのです。

そしてその未来を20年前から描き、韓国人にも関わらず、それが日本のミッションであることを伝え続けたのが、Noh Jesuという人です。日本独特の感性を活かし、本質と現実を融合したまったく新しい教育を完成。その教育をベースにした経済・政治モデルを提案し、世界に発信し始めています。

まずは一人でも多くの人が、今の世界の現在地を俯瞰的に理解することから、世界の変化が始まります。そこから見えるビジョン、そこから理解できる言葉があります。2月11日、東京近郊の方はぜひ足を運んでみてください。

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やり場のない怒りも、持て余しているエネルギーも、何かが違うという違和感も、すべて力に変えて生きられる、本当の命の使い道に出会える機会になると思います。