Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

「気付きを育てて。」

「気付きを育てて。」
わたしのリーダーの言葉です。

リーダーからは、果てしなく深く、多くのことを学びます。そこで生まれるわたしの気付きは、例えるなら、リーダーとわたしの出会いによって生まれた子どものようなもの。

自分の観点の外と出会うからこそ生まれる気付き。それだけでも素晴らしいことですが、生まれた気付きというのは、実際に使ってみて、そこからまた新しい気付きを得て…というふうに、育てることが必要です。でなければ、せっかく新しい発見があったとしても、現実で変化を創っていくことは出来ません。

また、気付きを育てて、という言葉は、単に「気付きを蓄積・発展させましょう」という意味ではなく、「せっかく生まれてきた可愛い子どもも、栄養をあげて育ててあげなければ死んでしまう。わたしがいないときでも、あなたに大事に育ててほしい。」そんな親心のような思いが込もっているとわたしは思っています。

そう思うようになったきっかけなんですが、以前リーダーに個人的な気付きを報告すると、「気付きの子ども、ちゃんと育ててくれてるんですね、ありがとう」という言葉が返ってきました。気付きを蓄積することが、なんだか楽しく、優しい気持ちになれたことを覚えています。

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Tree of Knowledge by Deepa Rao
日本人は自己否定のパターンが強く、出来たことや分かったことを評価するよりも、出来なかったこと、分からなかったことばかりを自省する傾向が強いと思います。わたしもその典型です。

なんで上手く出来ないの!?と叱られながら育つ子どもと、これをどう生かせるかな?ここからなにが学べるかな?って寄り添ってもらいながら育つ子ども。それぞれどんな子どもに育つのか。

自分に対して条件反射的に厳しくあるよりも、走ってしまう考えの足を一旦止めて、起こることすべてを「育む愛」の観点で捉えられれば、現実も自ずと「成長」という方向性を持って、楽しく健やかに変化していくのではないでしょうか。 

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思えばここ数ヶ月。この「育む愛」を忘れてしまっていたと思います。小さな自分を選択して、相対比較し、自らを責め、卑下し、それまで産んできた気付きの子どもたちを殺して、自分の可能性も殺していたこと。

そこに悔しさを感じて、再スタートを切ろうとする今日。創られた存在から、産み育てる愛の自分として今を生きようと、心を新たにしました。

わたしがわたしの親になる。
すべてを創り出す楽しさを
謳歌する二月。