Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

深さのある声

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わたしの母はストーリーテラーといって、世界各国の昔話を語ったり、絵本の読み聞かせをしたり、講座の講師や講演会で話したりすることが仕事です。つい先日実家に帰ったとき、そんな母が言っていたこと。

声というのは、体のどこの深さから出すかでまったく印象が違ってくるそうです。喉から、肺から、胃のあたりから、お腹から、お腹の下あたりから、とだんだん下げていきながら、声の深みがみるみる変わっていくのを実演してくれました。

浅ければ浅いほど、人からは耳障りな声と認識されやすく、深くなればなるほど、相手に届いていく、相手を惹きつける声になるようです。

高いところから深いところへ水が落ちていくように、ブラックホールにすべてが吸い込まれていくように、深いところから発する声は、人を惹きつける。それは人の生き方や在り方、アイデンティティも同じだなと感じました。

見えるから、聞こえるから、という、五感覚で世界を認識する「体の自分」。それよりももっと深い、時代や歴史、宇宙まですべて包括した自分。いつもその観点から今この世界を観て、聴いて、感じて、表現して、出会うことができたら、ものすごく魅力溢れる人になりそうですよね。

写真は、実家に戻った時に撮った夕陽♪