Recreate the Universe, Redefine the World

あたらしいせかいのつくりかた。

杉原千畝 スギハラチウネ ②

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映画をみて感じたことプラスアルファ。
前のエントリーの内容からはちょっとはみ出るなぁと思い、個別で。

 

映画の中でとても印象に残ったパートがあります。

 

それが、華やかなパーティーのダンスフロアで、千畝さんが強く奥さんを抱きしめているシーンと、年ごとに戦争が進む様を描くシーン(真珠湾攻撃から東京大空襲、菊水作戦など)が交互に出てくる部分。一見正反対のように見える二つのシーンですが、そこにあったのは一部の意思決定に翻弄され、苦悩する人たちの姿でした。

 

戦場で戦った兵士だけではなく、戦況を読んだ知識人たちも、無意味な戦いに悔しさを感じ、己の無力さに涙していたんだと、初めて思うに至りました。これまでのわたしは、日本の悔しさと言えば特に、「特攻隊」のイメージを持ってました。なぜこんな死に方をしなくてはならないのか。二度とこんな負け方をしてはならない。敗れて目覚める。その想いで、死に方勝負をしていった人たちがいた。

 

原爆の投下をもって歴史的大敗を喫した日本。そこで生き残った日本人の役割は、死んでいった日本人の思いを引き継ぎ、二度と戦争のできない世界を創ることだと私は確信しています。そして今回この映画を観て、日本の悔しい思いの中に、戦場で死んでいった人たちの意志だけではなく、杉原さんのような人の意志も取り入れていこうと思いました。

 

アメリカの傘の下で動けなくなって70年。戦中戦後の意志ある日本人たちが今の日本を見たら、どう思うでしょうか。「戦争状態ではない=平和」ではないと思うのです。戦争をしない決断があれば、その代わりになにをするのか。新しい、愛の戦争をする決断。そんな決断が集団で出来る国、日本を創りたいと思っています。