永遠不変
海の底まで沈み込む
落ちて落ちて
海の底
太陽光も届かない
海の谷の底の底
地殻の下
マントルの中
核の核まで
沈み込んで
地球の中で
静かに溶ける
安らぎは
永遠に続く孤独になる
時間も空間もない
動く隙間もない
絶対孤独
永遠不変の世界で
呟いた
「自分が何者なのか 知りたい」
すべてがほどけた絶対世界は
境界線が存在しない
自と他の区別もなく
自分を認識することができない
だから
自分が何者のなのか知りたくて
出会いたくて
ショックがほしくて
大騒ぎしてみたくて
そんな宇宙の始まりの子ども
フラクタルである私たちは
まったく同じことを思う
だから分離を作る
喜びも痛みも知って
悩み苦しみ傷つけあって
そして最後に知るんだ
すべての源泉の正体
本当の自分
それが悟り
すべての完成
自分が何者なのか知ること
私たちが知るべきことはただその一点
その唯一の目的のために生まれた宇宙
それ以外の知はすべて観点と観点の解析にすぎず
本当の自分を知るための、道具にすぎなかった