Recreate the Universe, Redefine the World

マインドフルネスのその先へ。日本から始まる、あたらしいせかいのつくりかた。

認識=存在

セブンで買ったアイスコーヒー。エレベーターの中での一口目。
「ああ、戦争はこうやって起こるんだな」。

苦い味との出会い。自分とコーヒー、分けて認識して存在させるから出会いが成立する。認識する主体と対象。コーヒーと名前がついたもの、意味・価値がついたものを、わたしが認識して、コーヒーが存在する。

なにもなかったところから、生まれて生まれて、もう始まりも忘れて、わたしとコーヒー、わたしとあなた、おいしいコーヒー、にくい隣国。おいしいコーヒーが存在するんじゃなく、おいしいと認識するわたしがいるから、おいしいコーヒーが存在する。

守りたい、大切なわたしの利益、わたしの存在、憎らしい、目障りな敵国。わたしがこの体をわたしと認識して、他をわたしじゃないものとして区別して、自他が存在する。

愛で生まれたのに、苦しみまで生まれる世界。歓喜と絶望。その格差に対するさらなる絶望が溢れている。

でもそれは最高の希望でもあることを知っている。究極のひとつになるには、ふたつの極が必要だから。その仕組みに気付いたとき、理解できたとき、すべてが分かって、すべての存在が希望に変わる。